知ってる?サクっとした食感が特徴の” 揚げせんべい – AGESENBEI “って!?

以前、おせんべいの原料について記事を書きました。(ぜひ下のリンクからその記事も読んでみてください。)

こちらの記事ではお米のおせんべいと小麦粉のおせんべいの違いを書いています。
米菓煎餅はたくさんの種類があり、それぞれのおせんべいにストーリーがあります。おせんべいのストーリーについて詳しく知ることで新しい発見があるかもしれません。

今回はそんな米菓煎餅の中から『 揚げせんべい 』についてお話しいたします。

(前回はぬれせんべいについて書いているのでこちらもぜひ読んでみてください。)

揚げせんべいってなに?

揚げせんべいは、焼きせんべいと違い、サクっとした食感が特徴的なおせんべいです。
ぼんち揚げや歌舞伎揚などが有名な揚げせんべいではないでしょうか。
形もまっ平というよりすこし厚みがあり、全体的にひび割れているような表面をしています。

せんべいといえば固いというイメージですが、普通の焼きせんべいよりも固さはあまりなく、サクッと食べることができます。
焼きせんべいと違い、生地を焼くのではなく揚げて味をつけていきます。
だから固くなるのではなく、少しだけふんわりとしたサクッと食感になるのではないでしょうか。

サクッとしているからこそ、スナック感覚でぱくぱくと食べれてしまい、気づけば袋まるまるひとつなくなっているなんてことも…

揚げせんべいの歴史

以前のおせんべいの記事(https://beka-ko.com/what-osenbei/)で書きましたが、米菓煎餅の始まりは江戸時代、甘味煎餅は中国の前漢(紀元前202年〜紀元後8年)からあったそうです。
そして同じくおせんべいの仲間であるぬれせんべいは1960年頃がはじまりと言われています。

では、揚げせんべいはいつ頃から生まれたのでしょうか?なんとなく”揚げ”ているので最近できたようなイメージがあります。

揚げせんべいの詳しい始まりは様々ありますが、揚げせんべいとしてメジャーな『 歌舞伎揚 』『 ぼんち揚げ 』がで作られたのが1960年ごろなので、おそらくその頃から広がっていったのではないかと思います。
ぬれせんべいも1960年ごろ、歌舞伎揚とぼんち揚げも1960年ごろ、1960年は米菓ブームが来ていたといっても過言ではないのでしょうか。

どうやら、1960年ごろはスナック菓子などの加工食品が安い値段で販売されるようになったらしいです。このような背景があったから米菓もブームが起こったのかもしれませんね!

米菓って少し古いイメージがある…と思っている方にこそおすすめしたい『 揚げせんべい 』。
味付けも日本人らしい甘辛い味付けのものが多いので、おせんべいはあまり食べないという人もぜひぜひ食べてみてほしい米菓のひとつです。
ぱくぱくと食べてしまい、袋の中身がなくなったときにWAO!となるかも…
ぜひ、揚げせんべいを調べてみてはいかがでしょうか。

参考:ぼんち株式会社 「ぼんち揚の誕生と「ぼんち」命名の由来」(https://www.bonchicorp.co.jp/extra/origin/)
天乃屋 「歌舞伎揚」(https://www.e-amanoya.co.jp/kabukiage/)